「最近よくフリーランスって聞くけど、何者なんだろう・・・」
「会社員でもなく、フリーターでもないってよくわからない・・・」
多くの会社員の方にとって、フリーランスの実態はよくわからないものですよね。
今回はフリーランスの実態について解説します。
- 会社の駒として一生を終えるのは嫌だ
- 年々責任ばかり負わされるのに昇給が見合っていない
- 転職したいけど、独立も気になる
- 独立した方が収入が増えると聞いたことがあって気になる
もし当てはまる部分が少しでもあれば、読んで頂ければと思います!
そもそもフリーランスとは?
フリーランスの特徴!
個人で仕事をする人が年々増えているとはいえ、それでも日本では圧倒的に少数派であるフリーランス。
フリーランスとは簡単に表すと、
- 会社に属さず
- 個人で仕事を見つけ
- 自分の裁量で仕事を行う
スタイルで働く人のことです。
一つの会社に属さない!
仕事をする時間だけでなく、休む時間も全て自分の裁量で決めることができます。
IT系の場合だと、開発や運用の保守を行きます。
在宅で働くか、あるいは現場に常駐して働くかも決められます。
また、ライター系の場合、ネット環境さえあればいいので、旅をしながら働くことも可能です。
フリーランスの形態
フリーランスには
- 個人事業主
- 法人
の2パターンがあります。
法人化はまず個人事業主として独立し、売上が約1000万円程度を目安に税金対策のため、法人化するパターンが多いようです。
なので、会社員からフリーランスを目指すには、
個人事業主になる
ということになります。
フリーランスになる=個人事業主となって仕事を請け負うということ!
会社員とフリーランスでどう違うのか?7つのポイントで比較!
会社員とフリーランスについて比較してみた
会社員とフリーランスについて大枠で表現してみました。
各項目について詳しく解説していきます。
①仕事の請け方
会社員の場合、上司から仕事が振られてそれを日々こなしていきますよね。
つまり、明日も明後日も1ヶ月後も1年後も仕事は基本的に降ってくる状態です。
上司から振られたタスクをこなすのが一番大切!
それに対してフリーランスは仕事を得るために何らかのアクションをしなければいけません。
アクションとしては大きく二つの方法があるとぼくは思っています。
- 紹介
- 営業・宣伝
紹介は、すでにある人脈から仕事を依頼されることです。
最近では、エージェントに登録して仕事を紹介してもらう方法もありますね。
ネット上に様々な紹介サービス・マッチングサービスがあるので、
- 人脈がない
- 営業が苦手
このような人でも、フリーランスとして働く敷居が低くなっています。
有名なマッチングサービスは次の二つです。
共に大手で件数もかなりたくさんあります!
色んなジャンルの仕事があるのでまずは見てみることがおすすめです!
単価は低いものも多いですが、あくまで初期段階の値段なので信頼さえ得られれば単価アップも交渉の余地ありです!
・クラウドワークス
・ランサーズ
営業・宣伝は、会社に直接自分を売り込むことです。
ただ、個人事業主が直接会社に行ってもまともに相手にしてもらえません。
なので、SNS・ブログなどを通じて自分がどんなスキルを保有しているか世界に発信するのが有効的です。
- 専門性
- 希少性
- 独自性
これらをアピールすることで他の人と差別化し、仕事を依頼される人材を目指します。
すぐ問い合わせが来ることはないですが、ネット上での影響力が増せば仕事の単価も上がるので試す価値があります。
無料で始められるのでやってみましょう!フリーランスならまず行動することが大切だと思います。
②収入
会社員は毎月固定給がもらえます。
会社内で給料を上げるには、
- 残業する
- 勤続年数を増やす
- 資格手当を得る
- 役職手当を得る
簡単なものから順に以上が挙げられます。
大手の会社でない限り、任される仕事・責任は増えていく一方なのに、昇給額は少ないというのが現実ではないでしょうか。
また、仕事ができない40代より仕事のできる30代の方が給料の少ないという年功序列もあったりして不条理を感じる方もいるのではないでしょうか?
真面目にするのが馬鹿らしくなってくる・・・
フリーランスの収入は、スキル・成果物に対して支払われます。
20代でもハイスキルで社会に貢献できる人は、役職者レベルの売上を得ることもできます。
スキルに対しての正当な報酬はやる気にも繋がります。
会社員に比べて、フリーランスの方が図のサイクルが効率良く回ります。
精神状態も前向きになれてとても良いと思います!
③社会的信用
フリーランス成り立てのころは社会的な信用が低くなってしまいます。
会社員 ⇒ 株式会社○○に所属するあなた
フリーランス ⇒ あなたの個人名
では社会的な信用がないとは具体的にどのような弊害があるのか解説します。
また、それぞれの対策についても解説します。
Ⅰ.クレジットカードの審査が不利
クレジットカードの審査がフリーランスの場合だと不利になってしまいます。
フリーランスは会社員に比べて収入が不安定と思われるためクレジット会社は審査を厳しくする傾向にあります。
フリーランスだからといって全くクレジットカードを作れないというわけではありません。
フリーランスとして売上をしっかりあげることで社会的な信用を高めることが可能です。
もしハイステータスなクレジットカードを作りたいと考えてる方がいらっしゃったら会社員のうちに申請することをお勧めします。
一般的なクレジットカードなら基本的には問題なく取得することは可能です。
Ⅱ.ローンが組めない
ローンとりわけ住宅ローンについてはフリーイラストとても組みにくいです。
こちらもクレジットカードと同様に
- 会社員のうちにローンを組む
- フリーランスとして実績を積み、返済能力があることを示す
以上2点が大切になってきます
Ⅲ.賃貸物件の契約審査
賃貸物件を借りる際の審査もフリーランスでは通らないことがあります。
対策としては、
- 連帯保証人として信用のおける人をつけること
- 保証会社を利用できる物件を探すこと
- 収入を証明できる書類を提出すること
以上3点になります。
Ⅳ.会社との取引
大手企業の場合フリーランスとは一切直接取引しないという方針を掲げている場合もあります。
フリーランスとして一定期間経験があれば会社も経歴から評価してくれますが、駆け出しの頃は 経験不足ととられることもあるでしょう。
対策としては、
- 実際に自分ができること・スキルを明確にしておく
- 成果物をネット上で公表する
などが挙げられます。
フリーランスとして独立する前に、自分が独立した時に仕事を与えてくれる取引先があることが大切です。
エージェントを通して取引するなど、工夫が必要!
④税務関係
会社員の場合は経理担当がすべて税金に関して手続きをしてくれます。
そのため会社員は年末調整用の書類を書くだけで後は勝手に企業が行ってくれます。
一方フリーランス確定申告を行わないといけません。
- 住民税
- 国民健康保険
- 国民年金
- 所得税
について役所にも申し込みに行ったり、自分で納めないといけません。
売上から税金を払い出すことになります。
僕は確定申告を行う作業によって、実際に自分がいくら税金を払っていていくら儲かっているのか把握することができています。
会社員のときは、
会社に勤めてるから税金もしっかり納めている
程度の認識だったので、確定申告をするようになってよかったと感じています。
税金の仕組み、節税方法などまだまだ勉強中です。。
⑤社会保障
会社員に比べてフリーランスは社会保障が手薄になりがちです。
しかしフリーランス専用の保険があります。
これらをうまく活用することで社会保障を受けることができます。
中でも所得補償制度があるフリーランス協会の保険はおすすめです 。
フリーランスで家族を持つ場合も安心できる制度が整いつつありますね
⑥場所
フリーランスは場所にとらわれません。
インターネット上でビジネスをしている場合、海外でも作業することができます。
実際、
▶仕事はインターネット上で完結
▶住居は生活費の安い東南アジア
という方もいらっしゃいます。
また取引先を自宅の 近所で探すことも可能です。
僕は実際会社に常駐して作業していますが、自転車 通勤圏内で探しました。
会社員の場合会社都合で転勤を命じられたりして家族と離れ離れになってしまう可能性もあるので、場所がある程度自由なことはとてもメリットだと感じます。
⑦時間
会社員の場合勤務時間は決まっています。
ブラック企業の場合、サービス残業があるかもしれませんが・・・
フリーランスの場合は好きな時に仕事をすることができます。
もちろん仕事をしなければお金は入ってきませんが、 仕事量を調整して案件と案件の合間で長期の休みを取り旅行を楽しむなどのライフスタイルを確立することも可能です。
逆にフリーランスは
▶いつ働くか
▶いつ休むか
これらを自分で決めなければいけません。
スケジュール管理ができることが重要になります。
安易な独立はNG
厚生労働省も働き方改革と称して働き方の見直しを行っています。
日本のフリーランスの人口も年々増加傾向にあります
(引用:ランサーズ)
これからも働き方改革の一貫で増加すると思われます!
- 時間場所にとらわれない自由な働き方
- ブラック企業からの脱出
- 正当な評価
ネットではフリーランスのメリットばかり紹介されているが、
全ての責任が自分にある
ということを意識しなければなりません。
- 税金
- 社会保障
- 経済状況
会社員のうちに個人事業主について知っておくべき知識を勉強することで独立後のライフプランがより確実になることでしょう。
備えてあれば憂い無し!
まとめ
- 自分の力を試したい
- ライフワークバランスを充実させたい
- 会社に所属していることが果たして安定なのか?
会社員の方でいろいろ思うところがある方は多いのではないでしょうか?
もちろん、大手企業はもちろん中小企業の会社員でも充実した日々を過ごしている方もいっぱいいらっしゃいます。
ぼくの会社員時代の上司には公私共に良くして頂いたので。
しかし、ぼくがIT系で勤めているということもあってかなり消耗している人も見てきました。
フリーランスになってもまた会社員に戻ることはできます。
もちろん、転職するのも手ですがあなたの可能性を試してみるためにフリーランスになってみるという道も考えてみてはいかがでしょうか?
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